マウリツィオ・ポリーニ

先日のグールドに続き、敬愛するピアニストの一人がイタリアのマウリツィオ・ポリーニです。 

中学生の頃からレコードでよく聴いていました。 このポリーニはよくいえばエモーショナル、直情型と言えるでしょうか。 カッとするところがあるようです。演奏中に聴衆の一人に向かって怒鳴りつける映像が残っています。 

でも、演奏は決して感情的ではなく、とても冷静。私には内向的とも思えます。冷静だけれど決して冷たくない。語りかけてくるものがあります。 


初めて生で聴いたポリーニの演奏はベートーベンのソナタの2曲でした。 

彼は若い人のためにリーズナブルな価格設定をしてくれます。その恩恵にあやかっていそいそと聴きに行きました。もうずいぶん前のことです。

 演奏は衝撃的でした。

こんな風に投げかけてくる演奏を聴いたことがなかったからです。 

生ぬるく生きていないか?と尋ねられたように感じました。

 お前のピアノはそれでいいのか、と。 

ベートーベンの何もわからず、ただただ好きじゃないと言い回っていないか、と。 

この演奏を聴いて以来、全く歯が立たなかったベートーベンに再び真面目に取り組むようになりました。 

 今も壁にあたって身動きがとれなくなると、ポリーニのベートーベンを聴きます。 

もちろんショパンもシューマンもいいのだけれど

私にとってのポリーニはベートーベンなのです。  

https://youtu.be/CgmAx8y8wLk 

ピアノ教室 MARE鵠沼海岸

「MARE」は「海」を意味するイタリア語 神奈川県藤沢市鵠沼海岸にあるピアノ教室です

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