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美しい音色のために心がけたいこと

 いつも読んでいただきありがとうございます。ピアノ教室MARE鵠沼海岸です。気負いなくサクッと書きたいブログですが、なかなかそうもいかず、何を書こうかと日々迷います。ここまでテクニックに関したことを全く書いたことがなかったなあ、と気づいたのでふだん心がけていること、少しだけお話ししますね。 ピアノという楽器は、音を出すことに関しては楽器の中でも比較的易しい部類に入ります。弦楽器や管楽器などは、音を出すまで一苦労。ピアノは鍵盤を押せば、とりあえず音はなります。でも、人により全く違う音色です。美しい、美しくない、というだけではなくて性格があらわれる感じです。幼い子どもも、ずいぶんはっきりと、ちがいます。私がピアノを弾く時に最も気をつけていることは、聴いてくださる方が心地よいように、美しい音を響かせることなのです。そのために絶対必要なのは、ずばり、腕の脱力と聴く力です。脱力ができないと、音色が悪くなるだけでなく、腕の疲労がたまって、難しいパッセージが弾けない、長い曲が弾けないなど、悪いことばかりです。腕の脱力は口での説明が難しいので、生徒さんには私の腕や手の甲、指も肩も触ってもらいます。触ってもらった上で、どのように筋肉が動き、関節を柔軟に、指は強く保つことを体感してもらいます。触った後には、皆さんとても真剣に真似するので、耳を働かせながら、自分の音色が変わることを実感していただけます。喜んでいただけるので、こちらもとてもうれしい気持ちになります。脱力。とても難しいことですが、美しい音のために、脱力。

好きな作曲家

習いごとを始めたいとき

 いつもお越しいただきありがとうございます。ピアノ教室MAREに鵠沼海岸を加えました。ピアノ教室MARE鵠沼海岸です。今後もどうぞよろしくお願いいたします。 私にとって習いごとの代名詞は、もちろんピアノなのですが世の中にはいろんな習いごとがありますね。私もかつて(大昔)子どもだった頃に習いごととしてピアノを始めました。4才半くらいだったようです。理由は、兄が習っていたのにやめてしまい、せっかく買ったピアノがもったいない。という理由だったそうです。なんだかなぁ・・・何か始めたい。それとも〇〇に興味があるから教室か先生を探す。どちらでしょうか?何かを始める時、ものすごく勇気が必要ですか?それとも、けっこう気軽に?私はものすごくものすごく慎重で、イタリア語を習いたいと思ってから、先生を探して実行に移すまで半年以上かかりました。何しろ問い合わせというものが苦手。イタリア語と同じ頃に、声をかけられて始めたのが和服の着付けでした。これは、問い合わせをしたのではなく、先方の営業にちゃっかり乗っただけでしたが始めてみたら、とても楽しいお稽古でした。皆さんも私のように、はじめの問い合わせに躊躇しますか?そうですよね・・・・・。でも、私の教室は、ホームページの問い合わせをポチッとしていただければ電話は必要ありません。ぜひお問い合わせください。体験レッスンを試してみて、おケイコするか考えていただきたいのです。レッスン室にはピアノ2台。茶色がボールドウィン(アメリカ)黒がヤマハです。茶色の後ろに見えているのは、ロジャース(アメリカ)のオルガンです。いわゆるパイプオルガンというものです。皆さまのお問い合わせ、心よりお待ちしています。どうぞご縁ができますように・・・。

楽譜を読むということ

 いつも読んでいただきありがとうございます。ピアノ教室MAREです。今日は『楽譜』について日頃考えていることを少し・・・。楽器を弾くこと、歌を歌うこと。かなり上位に来る問題として楽譜を読むということがあげられるかと思います。皆さんはいかがでしょうか?ピアノの先生の中には、楽譜なんて後からいくらでも読めるようになるからとにかく始めは、弾ける楽しさを体感できる方がいいと考えていらっしゃる方も多いです。一理あるとは思うのですが、諸手を挙げて賛成というわけではありません。多くの場合、音は読ませないけれど、音符の隣にひらがなやカタカナで「ふりがな」をふってしまうからです。これをすると、生徒はいつも「ふりがな」を読むことになります。ひらがなやカタカナに頼ってしまい、音符を読むことをしません。曲がさらに難しくなると、音の数も増えてきます。そうなる頃には、譜読みの段階で自分でふりがなをふり、楽譜は読めません。難しくなればなるほど、音符を読める方がより早く正確に自分のものにできるようになります。かつて高校、大学時代を共に過ごしたKは、お母さんがピアノの先生でした。とてもとてもピアノがうまかったけれど、彼女の弱点は楽譜を読むのが猛烈に遅いことでした。幼い頃から、お母さんがKの代わりに楽譜を読んで導いていたことが原因だと、本人が言っていました。私が関わる生徒さんには、音符を読むのは楽器を弾くこと、歌をうたうことと同じくらい楽しいことだと伝えて行きたいと日々思っています。

 中学校の音楽の先生

 お越しいただきありがとうございます。ピアノ教室MAREです。まだまだ大丈夫と高をくくっていたら、いつの間にか両親の衰えがすすんでいます。遠くに住んでいたことを理由に、まだまだ大丈夫と思っていたのに、急激に老け込んで私の方も戸惑っています。そんな二人を放っておくこともできず、さりとて何をできるわけでもなく・・・ただ顔を見に行き顔を見せるだけです。 少しずつ家の整理を進めている母が、私がすっかり忘れていた物をいろいろ出してくれるのですがその中に一枚のカードを見つけました。濃紺のカードを開いてみたら、「ご会葬御礼」とあり、懐かしい笑顔が刷られたテレフォンカードが挟まれていました。中学時代の恩師です。フィレンツェのヴェッキオ橋をバックにポーズをとっています。 先生には直接教わらなかったけれど、部活の顧問だったので、かわいがってもらいました。私が音楽の道を目指していることを知ってからは、ありがた過ぎるほど気にかけてくれたものでした。土曜日の学校帰りにレッスンへ行くときも、先生の帰宅時間と重なって一緒に電車に乗ることも多く、中学生の残酷さで「こんなおじさんといっしょになるのは、ホントにイヤだなあ」と思っていました。先生は音大の声楽科を出られてから、演奏家への夢を持ち続け、ソプラノの奥様とホームコンサートを開かれたり、教師をしながら海外へ渡るチャンスを探していたそうです。海外勤務の希望を出していたようで、私が卒業して先生と疎遠になってから、東南アジアのどこかへ転勤になったと風のうわさで聞きました。 オペラの勉強をできるイタリアではなかったことが原因だったのか、随伴した奥様と離婚し、やがて患って亡くなってしまいました。40才という若さでした。今なら先生の無念さが痛いほどわかります。 カードには、先生のお兄さまの挨拶とともに、梅雨がない外国を恋しがって逝ってしまったのかという内容のお母さまの俳句が刷られていました。このタイミングで出てきた先生の笑顔。何かを語りかけてくれているに違いありません。

ライオンとフェルマータ、子ども。

 読んでくださってありがとうございます。ピアノ教室MAREです。今日は、子どもたちの持つ素敵なパワーについて・・・。 昨日初めて会ったKちゃん、年長さん。とても元気でキラッキラの目です。くちびるを舐めすぎて、真っ赤っかに荒れていました(笑)。ライオンの大行進、という元はサン=サーンスの曲を易しくアレンジした曲を聴かせてくれました。私としては、悠然と歩く百獣の王、といった感じを表したかったのですが「でもね、ライオンはお腹が空いているときには走るんだよ、動物捕まえるから。」と言うのでなるほど!と納得してしまいました。そこで、ご飯を食べてお腹がいっぱいになったライオンに登場してもらいました。 今日初対面だったRちゃん、小学校1年生。おとなしい雰囲気だけれど、芯の強さを感じさせるキリッとした口元です。フェルマータについて説明しました。一般的には「音価の倍、のばす」という説明をしますが、私は「そこでしばらく停まる」と教えています。イタリア語でバス停を意味する言葉(fermata)だからです。 Rちゃんは『ジョン・ピール』という名のイギリス人が登場する曲を聞かせてくれました。ではね。ここでなぜジョンさんは停まったのかな?という私の質問に対して 「信号が赤だったから。」という答えでした。子どもがくれるイマジネーションは、刺激的で楽しく、自然に笑顔になります。